この物語に終わりなどなかった・・・
死を巡る究極の心理戦、再び。
表紙のニアを観て、「おお〜大人になったなあ」と月日の流れを実感。
ニアが美人になってましたねえ。コレは確実に美形キャラ扱いですね。
ていうか小畑画伯の絵柄変わりましたね。
Lがキラ夜神月に殺されて9年
キラ夜神月が死神リュークに殺されて3年
二人の死は公にされず、ニアがLでしか導けないであろう事件を解決することでLは存在し続け
キラは抹殺された、いや休んでいるだけだ
そんな噂が絶えぬまま
あらたにデスノートを使うものが現れる
原作の二人(Lと月)の死の場面からはじまります。第4の死神ミードラが人間に使わせたデスノート登場で、新たな事件勃発。映画の宣伝用の漫画だろうし、なんか普通にニアがLを回想する話なのかなあとか思ってたので。なんかココで「おお〜なんかスゲー」とわくわく半分、読み切なのに大丈夫か?と不安半分。
「前のキラは悪人であっても死にたくない人間を殺してたんだから殺人って理解しやすいんですけど今度はほとんどが貧困や病気に苦しみ死を待つだけで無理矢理生かされてる死を望む老人と考えると・・・」
日本は長寿国1位の座から6位にまで落下。日本の65歳以上の老人が病気の悪化などで亡くなることが続き、この事実に気がついた世の中の人々は「キラ復活か?」と騒ぎ始めます。
日本警察ではデスノートによる殺人か?偶然か?と相沢、模木、伊出、松田、山本の総出演で議論。松田はあいかわらず松田らしくキラの考えに共感してましたね。
「このタロットタワー崩したら本気で怒りますよ」
レスター、リドナーが揃ってニアのもとへ訪ねて来ます。
デスノートによる殺人だとわかっているのになぜ動かないのか?というレスターの質問に「Lならどうするか・・・・・・・考えているんです」とニア。
日本警察にはLとコンタクトとれないのに、レスター、リドナーはニアの居場所が分かるんですね。ニアの製作中タロットタワーがすごいことになってました。アシスタント泣かせです。
ニアが本気で怒ったらどうなるんでしょうね?
それにしてもほんとにニア美人だなあ。あとリドナーがなんかかわいくなってました。
「キラを認めるわけではありませんが
曲がりなりにもキラは世界の犯罪を7割減少させ戦争をも止めた
Lもキラを悪としながら
自分が命を懸けるだけの意味のある相手と考え戦ったんです」
「しかし今ノートと使っている者は・・・」
「クズです」
今回の犯人は「死にたいと思った者を殺してしまいそれを善として考えてしまった若い者・・・もしくはキラと同じ力を持ったことで自分なりのキラを気取っている馬鹿」でありそれをキラと呼ぶのはLにもキラにも失礼とニアは自分の考えを説明します。
どうしてもというなら、犯人を「Cキラ」(チープキラ)と呼んでくださいとのこと。
ニアの毒舌はあいかわらず。そして髪の毛くるくるさせるのも。
『難事件を解決するのは趣味です
今の法で善悪を計るなら私もたくさんの悪を犯している悪人です
皆さんが推理小説の謎解きやテレビゲームをより早くクリアしたいと思うのと同じで
遊びの延長であり趣味です
だから私は自分が興味を持った事件しか手を出さない
正義ではありません
そしてクリアする為なら手段を選らばない負けず嫌いでずるい人間です』
キラ事件に乗り出す少し前、ワイミーズハウスの子どもたちにモニター越しにLと音声だけで会話する機会が設けられ、そこで語られたLの言葉。
ニアはLがより好きになり、自分の目標とするに相応しい人物だと思った。
L本人は、このときカメラ越しの子どもたちをみて自分のあとを継ぐのはニアかメロと予測。
メロとマットがちらっと登場してましたね。ファンサービスかな?
ニアはメロの指人形も使ってました。
Lの「難事件解決は趣味」って文字だけみると、ある意味衝撃ですね。
私はLはゲームと同じレベルで考えてはいないんじゃないかなあと思ってたんですが、この台詞表面だけでとると「ゲームと同じですよ」って言ってるし。
最初にLが日本警察に顔を出した理由はキラをおびき寄せるだめだったと思うんですが、ミサ登場時にテレビ局に突入した総一郎に対する「夜神さん・・・無駄にしません」のモノローグとか「ちゃんと人間らしいなあ」と私は感じてたんですよね。
でも台詞ちゃんと全部みるとそこまで衝撃でもないというか。
偽善を語るよりよっぽど誠実というか。
勘違いで正義を気取るよりずっといいというか。
うーん、なんだかうまくかけないのですが、私はほんとに不思議と「あ、そうなんだ」と受け入れられちゃいました。
むしろLらしい台詞だなあという印象。
なんていうか軽くは考えてないんだけど、使命感からじゃないんだっていうのか。
でも興味を持った相手には手段を選ばず全力で取り組む。
これがLのやり方。
Lにとってキラとの対決は、命をかけるに相応しい相手との勝負だったんだっていうか。
でもこの台詞からはいろんなとらえ方ができますね。何より「Lは嘘つき」っていうことはつぐみセンセーも言ってますし。
つまらない突っ込みですが、ニアはどうしてLのお面と指人形を作れたんでしょうかね?(顔知らないのに)
でもこの設定なら、Lは正体あかさずニアに会ったことあるのかもしれないなあ、なんて想像してみました。
「Lのやり方でこの事件に取り組む必要はない
LはL ニアはニア
私たちのやり方でやればいい」
「Lならどうするか」にこだわるニアにリドナーとレスターが告げる言葉です。
大人だなあというか、優しい言葉ですね。
『Lです
今 日本で起きている大量殺人』
『私はこの事件に関与しません』
さくらテレビでキラ王国が復活。キラ派VS反キラ派の徹底労論生放送中、キラ派の若者たちが「死にたい」とカメラに向って「殺してくれ」と叫び、生放送中に人が次々に死んでいきます。
ニアは「この大量殺人犯はキラではない 私はこの犯人に興味を持てない」と電波ジャックして説明し、Lとして事件に関与しないことを宣言。
Lがにキラに最初に宣戦布告した場面を彷彿させます。
キラとなら戦うが、興味がないので戦わないとかなり犯人を馬鹿にした言葉。
これはLでなくても解決できる「日本警察が日本国内で解決すべき事件」
Lならきっとこの事件には興味を持たない。
ちなみにここの場面で一瞬だけレスターとリドナーの後ろに映ってる人はジェバンニでしょうか?
「この人殺し」
ニアが個人的に犯人に言いたかった言葉。
このニアの言葉に犯人のペンがピタッと止まります。
なんつーか、ニア。カッコイイですね。この場面特にカッコイイ。
この言葉は多分Lを意識してじゃなく、自分の意思で言った言葉。
Lとニアとの違いですよね、コレ。
私はニアはLより心のなかは感情的だなあと思うんです。
「ふざけるな キラを認めていいはずがない」とか。
表情は豊かじゃないけど。なんだかそういうところは多分成熟してないのかなと思います。
「それにニア もうあなたがLなのだから」
「Lっぽくなかったかもしれませんね」とつぶやくニアにレスターが語った言葉。
本当にSPKの人たちはニアを支えていますよね。
しかしあの「L」タワーはどうやって製作したんでしょうか?
「デスノート使う人間に必要はのは強い精神力と信念
おまえが使わせた人間は弱かったんだな」
ニアに人殺しといわれた犯人は、3日後奇声をあげてノートに自分の名前を書いて自殺します。
フィギアだらけの部屋だったのでオタクな若者だったのかな?
『悪だ』と言われて「自分こそ正義だ」と躊躇なくテレビに映ったリンド・L・テイラーを殺した月との違いが際立ってますね。
読みきりなのにうまくまとまってたと思います。
しかし見事に映画と小説(西尾&M)とは別設定になってますねー。
本家なのでデスノート使った新たな事件起こして、スピンオフLの映画の宣伝だからLとはどういった人物だったのか?を描いて、キラとの戦いは何だったのか?を振り返り、Lを継いだ次の世代のニアは自分のやり方で事件を解決に導き(意図してなかったかもしれないけど)、最後にデスノートを使った月がいかに強い精神力と信念を持った人間だったかをリュークが回想し、新たな事件を予感させて終了。。。
なんだかんだ言っても登場人物総出演でファンサービス的な要素も少し入ってるんじゃないかな。
デスノートではLを絶対的な存在として描いていて、それは2部でも変わらなかったですよね。
月もニアも常に「Lならこうする」と考えながら行動していたし。
ニアは自分もメロも一人ではLを超えられなかったと分かっていたと言ってますし。
そのLが命をかけて戦った相手がキラということを考えれば、最後月は負けたけど、デスノートはやっぱり月とLの話だったのかなあと思います。
単純にストーリーだけでも面白いと思うんですが、デスノートはいろんなとらえ方ができるところがいいと思うんですよね。
趣味で捜査するLのことは認めていいのか?とか。
死にたいと思うものを殺すことはどうなのか?とか。
面白くなかった!と言っても、いろいろ考えて語ってる時点で、多分負けなんだと思います。
つぐみセンセーの思うツボなんだと思います。
私はメインキャラはみんな好きなんですが、やっぱり考え方というか言葉はニアに一番共感するし、ニアは多分作品メッセージというか重要な台詞が多いと思うんですよね。
けっこう当たり前のこと言ってるんですが。
ニアはLを絶対的で超えられない存在として認めながら、自分のやり方で今後「L」をやっていくのかなあと思ったら、なんかより好きになってきた。もともとカッコイイよなあと思ってたんですが、さらにかっこよく成長してましたしね。タワーもすごくなってたし。
思ったより読後感がよかったです。もう5回くらい読んだんですが、また多分読みます。。。