* * *まず小説との違いとか思い出し箇条書き
・タイの場面が新規追加(お金かかってるっぽい)
・ワイミーズのFとBOY登場(Fはなかなかかっこよかった)
・九條希実子は最初からKと名乗っている
・駿河の登場シーン大幅カット(ナンチャン必要だったのかなあ?)
・真希は大阪弁ではない(迫真の演技でした)
・気球と人力車の移動とLの女装と月の墓参りはなし(残念)
・大統領、松田の登場はなし
(オマージュにつながるものはだいたいカット。でもポテチは登場)
・九條希実子の動機が微妙に違う(ブルーシップと同じ?)
・そして
BOY=ニア(Lが最後にワイミーズハウスにBOYを連れていってニアと名づける)
小説にもBOYがいっさい登場しなかったので、なんとなく嫌な予感はしてたんですが、予感が当たりました。BOYの役を演じた子が選ばれたポイントが松山ケンイチにちょっと似ていることと、理知的な表情ができることだったのでなんとなくそうなのかなあとは思っていたんですが。
私はニアというキャラクターもすごく好きなので、なんだかなあという気がします。
どうみても東洋人を登場させるのなら、小説のように、画面と機械音だけで登場させて欲しかった。
BOYを演じた子の演技は悪くなかったと思うんですが、原作ニアとは違う設定で、別物の記号と思ってもやっぱりなあ。Lが最後にプレゼントするおもちゃのロボットは、あきらかに原作のニアを意識した演出だと思うんです。
これが小畑漫画だったらちょっと読んでみたいとは思うんですが。
(小畑漫画ならもう真希がメロで、3人で旅するんでいいんだけど。いや実際みたらどう思うかわかんないんだけど)
中田監督は映画監督としては多分スバラシイ人で、映像とか音楽とかすごかったと思うし、映画ならでは迫力もあったし、ストーリーはありがちだけどそれなりに面白かったと思うんですが、なんとなく好きになれない作品だなあと思いました。
けっこうグロイ演出多くて軽く引きました。
これは多分私の好みの問題だと思うんですが。
あとは多分九條希実子とかブルーシップの動機がどうも。動機に魅力がないというか、説得力がなくて悪役側に私は全く共感できませんでした。
まだ小説の方が九條希実子には個人的な動機があったし、作品として全体的にまとまっていてよかった気がします。
どうやっても月と比べると役不足なのは仕方ないとは思うのですが。デスノート本編は天才(月)VS天才(L)の物語という設定でしたが、今回は良くも悪くも「L」の話でしたし。
ストーリーはやっぱりデスノート本編の方が断然私は好きですし、はるかに面白いと思うけれど。
でも、デスノートと切り離して松山ケンイチが演じたLの作品としてみた場合、私は彼の演じたLはすごく魅力的で素敵なキャラだと思うし、それは十分描かれていたと思います。
ひょっとこのお面かぶって通信するLとか英語やフランス語しゃべるLとかパソコン変なたたき方するLとか。やや狙いすぎかな?という演出もあったけど、カワイイ&カッコイイと思う場面がいたるところに散りばめられていました。
真希やBOYと接するLは多分前作では見れなかったLなんじゃないかなあ。
コレも私は微笑ましくてよかったと思います。BOYとは視線だけで会話しているような演出が多かったりして、独特の空気が漂ってて面白かったです。あんなのLじゃない!!って思う人の気持ちも分かるけど。
一番微妙かもと思ってたところが思ったより受け入れられたし、逆によかったなあと思いました。
ただ個人的な好みになりますが、ワタリとの関係はもっと丁寧に描いてもよかったかなあとか。
ラストはどうなのかな、BOY=ニアに気をとられて、実はよく覚えていません。もうちょっと余韻があってもよかったんじゃないかなあと感じた気がします。
私は原作Lも好きですが、松山ケンイチの演じた無器用だけど人間らしい一面を見せるようになったLもすごく好きだなあとこの映画を観て思いました。
そういう面では「L」のスピンオフとしては成功になるのかな。
監督に「デスノート」という作品に対する思いはあまり感じられなかったけれど。
あらすじ思い出しながらまた改めて感想振り返ってみたいと思います。
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