* * *・夜神月(藤原竜也)
月は映画の方が大人で信念持ってる気がしました。デスノート使う動機が「退屈」から「法律で救えない世の中を悲観して」になってる時点で違うし。
映画の時間の関係かもしれないけど、葛藤とかがあまり書かれていなくて、その面では目的に向かう姿勢がより冷徹でぶれてない気がしました。Lに向かって「馬鹿」って告げる台詞なんて特に。
あとはいろんな方も書かれてましたが、父親の名前を躊躇なくデスノートに書く時点で原作とは違う人物だなあというか。
だから死ぬ直前に感情を爆発させたときの印象もやっぱり違う。
同じようにリュークに名前を書かれて死んでいったけど、原作ではただ「死にたくない」って純粋な死に対する恐怖が表現されていて、壮絶で無様な最期だったけど、でも映画はそれより「やり残したことがある」ってことの方が重要で悔しくてたまらないという感じ。
個人的には新世界の神になるとか、アブないことを言いながらも、最後は一人の青年として人間らしく死んでいった原作の方が好きです。
原作では総一郎は息子がキラだと知らずに先に死んでいったんだけど、映画は現実をつきつけられてしまいます。結局、分かり合えなかったけど、最後に本音で語りあえたことはよかったんじゃないかなあと思いました。
それにしても藤原竜也はやっぱり役者として上手い。
感情爆発させるところとか特に。(舞台仕込?)
オーバーすぎてたまにギャグにみえるときもあるけど。
・L(松山ケンイチ)
Lは逆に映画の方が幼いなあという印象。年齢設定が違うのもあるけど。
原作Lのほうが腹黒くて計算高い気がします。(でも好きですが)
映画前編だけではぜんぜん好きになれなかったんですが、原作読んでアニメ観て映画後編みるとかなりはまりました。なんかしぐさとか動きがすごくカワイイ。
松山ケンイチの視線の使い方がなんかツボで良かったです。ギロってこう流し目になるところ。
私2部の話を原作とかアニメで知る前に映画後編をDVDで借りてみたんですが、最後の月を追い詰めるシーンのLの台詞がかなりかっこよくてしびれてLに落ちました。
「違います。あなたはただの人殺しです。そしてこのノートは至上最悪の殺人兵器です」というところ。
でもまあコレは原作ではニアの役割と台詞だったと後で知るのですが。
映画にはないシーンなので余談になりますが、原作ではこの後ニアが自分の正義感を月に告げる場面が続くんですが、この一連の台詞が私かなり好きです。まあそれは置いておいて。
松山ケンイチが原作Lを再現できているか、と言えば答えはNOだと私は思うんですが、彼の演じるLはLで別の魅力があるよなああと思いました。あどけない感じ。
演技は前編では完全に月のほうが上手だと思ってましたが、後編ではLも負けてなくてなかなかよかった気がします。
あとは他の人のことについてメモ
・弥海砂(戸田恵梨香)
演技は棒読みな気がしますが、映画の方が共感できました。
躊躇なく父親の名前をノートに書く月にびっくりして悲しむところとか。
原作ミサは私には理解できないことだらけでしたし。
それにしても戸田恵理香はかなりカワイイ。
しかし監禁シーンの映像はかなりヤバイというかエロイ気がしました。下からのアングル多し。
・リューク(声:中村獅童)
映画ではなんか死神っぽくない、人間らしい台詞言ってますね。
「詩織はお前を愛していた」とか。原作リュークは言わなさそう。
原作と同じように最後は月の名前を書きましたが、なんとなく印象違いました。
・夜神総一郎
原作夜神パパはちょっと頼りない感じもしたんですが、鹿賀丈史はすげーかっこよかったです。
最後に追い詰められてそれでも自分の正義を主張する月に向き合ったり、Lと最後に会話したりとなかなかおいしい役どころになってました。
でも私は総一郎が語った言葉より、原作ニアが月に語った正義感の方が共感しましたが。
・ワタリ(藤村俊二)
イメージどおりでした。スピンオフでも登場するのかな?
・高田清美(片瀬那奈)
原作火口の役割で、この設定変更はは良かった気がします。
原作も火口とかしょぼいキャラじゃなく女性にしたら面白かったのかもと思いました。
しかし片瀬那奈 スタイルいいですよね。つーか、足めちゃ綺麗でした。
・松田桃太(青山草太)
松田スピンオフが放映されるそうですね。
カッコイイ俳優さんだと思うんですが、あんまり印象がない。。。
スピンオフL観に行く前に映画本編を見返してみてよかったです。
あらためて思ったのは、映画はやっぱり原作Lとは違う人物だなあとはっきりしたというか。
映画のLは天才かもしれないけれど、私の中では精神的な成熟度が足りなくて、何か欠落していイメージ。私には原作Lの方が完成されている気がしました。
原作Lと重ねると、どうしてもスピンオフのLは受け入れられなかったのですが、この松山氏が演じる映画のLならアリなのかなあと思いました。
後編撮影時には既にスピンオフが決まっていたんでしょうか?
後編最後のL笑顔と台詞は印象的だったので。
スピンオフはあの笑顔に至ったLの変化が書かれてるんだなあと思うとちょっと楽しみになってきました。
小説は小説で読んだけど、やっぱり映画は違うと思うし。
「部屋にこもりきりの君には分からない。世の中のリアルを知らない」と月に言われてしまったLが外に出て活躍する話。
Lは世界を変えたかった月の行動が理解できるように変わったんでしょうかね。
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